WiMAX2+を使うには、MNO(Mobile Network Operator)または、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)に契約する必要があります。
MNOとは、WiMAX2+の回線を独自に持っている会社でUQ WiMAXのことを指します。一方のMVNOとは、MNOから回線を借りて独自でキャンペーンや割引をしている会社で、BIGLOBEやNifty、So-netといったプロバイダなどが集まっています。
MVNOもMNOも速度は同じ
MVNOのほうが安いから、MNOとMVNOで速度が違うんじゃないの?とご質問される方が良くいらっしゃいますが、同じWiMAX回線を分配しているだけなので速度が変わることはありません。MVNOの場合、独自で回線を持っていないため、保守代やそれに掛かる人件費が必要ない為、割引やタブレットプレゼントなどをつけることが可能になります。
WiMAX2+を使う場合は、MVNO(UQ WiMAX)かNiftyなどのMVNOのどちらかと契約するのですが、MNO、MVNO両方にメリット、デメリットがあるので自分の使用方法を考えて契約してみてください。
MVNOの場合、UQ Flatツープラスという2年契約のものに入る条件で、割引などが適用されますが、UQ WiMAX(MNO)の場合、既存のWiMAXのプランもあるため、1年契約や、一日契約などさまざまなプランが選べます。
ノートPCにWiMAX2+、WiMAXが内蔵されているものがありますが、その場合、UQ WiMAXであれば、ノートPC一台でインターネットにつなげることが可能です。
また、ルーターはUSBタイプを選べば、ディスクトップPCにUSBルーターを差すだけでインターネットが出来ますし、ポケットルータータイプを選べば、持ち運びが可能なインターネットWiFiになります。
もちろん家庭用のルータータイプもあるので、通信用途によって端末を選ぶことが可能です。
UQ WiMAXはWiMAX回線を自社で管理している為、通信設備の保守や人件費などで費用が掛かります。その分上乗せされる為、NiftyやBIGLOBEと比較すると若干ですが月額が高く設定されています。
参考:
契約会社 | プラン | 月額料金 |
---|---|---|
UQ WiMAX | UQ Flatツープラス(2年間定額) | 3,696円 |
Nifty WiMAX2+ | WiMAX 2+ Flat 2年(2年間定額) | 3,670円 |
BIGLOBE WiMAX | Flat ツープラス(2年間定額) | 3,695円 |
プランの名前は違いますが、全て2年間の契約でいくら使っても同じ値段になります。(au LTEを使った月はこのほかに1,005円のオプション料金が掛かります。)
では、次にMVNO(BIGLOBEやNiftyといったUQWiMAXから回線を借りて運用している会社)で契約をする場合のメリットとデメリットを解説します。
MVNOは、回線の保守・運用などの必要が無いため、月額を抑えて設定していたり、キャッシュバックや、タブレットのプレゼント、ゲーム機等のプレゼントなどユーザーに特典を差し上げて、独自のサービスを展開しています。たとえばキャッシュバックは一万円を超える会社もあるので、その特典を月額の支払いにまわしたりするとお得にWiMAX2+を使うことが出来ます。また、最近はやっているタブレットなどのプレゼントをもらうことも出来るので、奥さんやお子さんへのプレゼントとしても喜ばれるでしょう。
MVNOは、持ち運び可能なルータとセットで2年間の契約をしているところがほとんどなので、自分でルーターを選ぶ手間も省けます。一部のMVNOでは、ルーターを選ぶことも可能です。
特にありません。MNOとMVNO、使っている回線や速さは同じです。料金はMVNOのほうが低めです。あとは、ノートPC内蔵のWiMAX2+を使いたいなど特殊な用途で無い限りは、MVNOのほうがお得です。